再度衝撃 フランケンシュタイナー

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プロレスを見ていて、

「何が起こったのかわからなかった技」

ってありますよね。

僕にとって、その代表格が
フランケンシュタイナーです。

しかも最初に見たのが、
あの カンナム・エキスプレス の
ダグ・ファーナス 。

今思えば、
最初に見るフランケンシュタイナーがダグ・ファーナスだったのは、かなり贅沢だったと思います。

当時のプロレスって、
今ほど空中技や回転技が当たり前じゃなかったんです。

もちろんトップロープから飛ぶ技はありました。

でも基本は、

  • ラリアット
  • ブレーンバスター
  • パワーボム
  • バックドロップ

みたいな、

「重い」
「力強い」
「叩きつける」

そんな技が主流。

特にヘビー級は、
“デカくて強い方が勝つ”
みたいな説得力があった。

そんな中で、
ダグ・ファーナスのフランケンシュタイナーは、
完全に別ジャンルでした。

相手をロープに振る。

ここまでは普通。

でも次の瞬間、
ファーナスがとんでもない跳躍を見せる。

驚異的なジャンプで、
相手の首を太ももでガッチリ挟み込む。

そして、そのまま高速回転。

気付いた時には、
相手の頭がマットへ叩きつけられている。

しかも、
そのまま綺麗にフォール。

知っている人しか読んでないと思うので、説明は不要でしょうが。

でも当時の僕は、
本当に意味がわからなかった。

「え?」

「今どっちが投げられた?」

「何が起きた?」

そんな感覚でした。

しかも、
3カウントまで入る。

当時のプロレスって、
“デカいレスラーが強い”
というイメージがかなり強かったんです。

だから、
そこまで大柄ではないファーナスが、
大きなレスラーを一瞬でひっくり返して、
そのまま勝ってしまう。

あれが衝撃だった。

力で倒した感じじゃない。

スピードと回転で、
相手を制圧している。

まるで漫画みたいでした。

しかも、
ダグ・ファーナスのフランケンシュタイナーって、
異常にスピード感があるんです。

跳ぶ。

挟む。

回る。

落ちる。

全部が一瞬。

だから余計に、
「何が起こった?」
になる。

そして、
あの技名。

フランケンシュタイナー。

もう名前がカッコ良すぎるでしょ。

子供の頃って、
技名で好きになる部分って絶対あると思うんです。

タイガードライバー。

ドラゴンスリーパー。

ムーサルトプレス。

名前だけでもワクワクする。

その中でも、
フランケンシュタイナーは異質でした。

なんか怖そうで、
海外っぽくて、
得体が知れない。

「絶対強いやつやん」

って思わせる名前。

そして、ちゃんと技そのものがカッコいい。

むしろ、
名前以上にインパクトがある。

今でこそ、
フランケンシュタイナー系の技は珍しくありません。

雪崩式。

逆フランケン。

リバース系。

ジュニアだけじゃなく、
ヘビー級でも普通に飛ぶ時代。

昔なら考えられない動きを、
今のレスラーは当たり前のようにやっています。

でも、
僕の中ではやっぱり、
ダグ・ファーナスのフランケンシュタイナーが特別なんです。

あのスピード。

あの高さ。

あの勢い。

そして、
初めて見た時の衝撃。

多分、
最初に見て強烈に焼き付いたものって、
年を取っても消えないんですよね。

音楽もそう。

映画もそう。

プロレス技もそう。

初めて見た時に
「うわ、なんだこれ」
と思った感覚って、
ずっと残る。

だから今でも、
フランケンシュタイナーを見るたびに、
頭の中にはダグ・ファーナスが出てきます。

そして毎回思うんです。

「やっぱり、死ぬほどカッコいいな」

って。

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